病みメンタル 今日のアドラーの言葉87(1回目)

恐れ入ります、筆者のゆちきです。
その日その時その瞬間、筆者の病みメンタルで、アドラーの言葉を受け止めて記載していきます。

アドラーさんの考えを自分なりに落とし込むために、メンタル疾患で悩んでいる方へいつか届いたらいいなと思い少しずつ書き溜めています。あっさりと書き終えてしまうよりも、読みにくくても深淵に近づいて苦しみながら出た言葉に、本当の意味があるのだ考えて今日は掘り下げていきたいと思います。

参考にしている著書は以下です。

監修  :和田秀樹
タイトル:アドラー100の言葉 なりたい自分になるための心得

著書にまとめられたアドラーの言葉は1~100まであり、ブログの下記ナンバリングと紐づけています。

87.他者と関わるうえで最も重要なことは
他の人の目で見 他の人の耳で聞き 他の人の心で感じることだ 

前回の、アドラーさんの言葉で、全ての問題は対人が関係しているとのことでしたが、
今回は更に突っ込んだ内容ですね。人と関わることが前提のお言葉です。

キーとなる注意をしなけれなならないのは、どの距離感での相手が他者なのかでしょうか。

メンタル疾患で悩んでいる方も、仕事場での関係、趣味などの交友関係家族との関係で、心の距離感は違うと思います。ざっくり言ってしまえば、相手の立場になって物事を考えなさいよ。しかしその一言でまとめてしまうと、なんて残忍で無責任な言葉なのでしょう。
それをあえて、他の人の目で見る、耳で聞く、心で感じると、具体的にしている当たり普段は厳しいアドラーさんの優しさが感じられますね。

メンタル疾患の方は、普段から無意識的にやっている行動なのではとも思いますが、いかかでしょうか。


相手のことを考えすぎて、空気を読み過ぎて、悩み自分を押し殺し相手に合わせて後でストレスが溜まってしまう
・相手との距離感や相手の仕草に、自分が変に思われていないか気になって、結局何も言えずじまいで自己嫌悪する


相手の立場で考えるからこそ、自分が犠牲になって物事が進めばと無意識にも意識的にも考えてしまう。
全ての問題が対人との関係でのモノであるならば、このような事態になってしまうのも仕方ないのかも知れません。

しかし、これはあくまでもこちら側の考えであって、一方向であり相手に気を遣い過ぎていますよね。
本来ならば相手側もこちらの目で見て、耳で聞いて、心で感じて欲しい。

両者が双方向で歩み寄るからこその関係。それが信頼へと繋がるはずです。信頼関係の中であるからこそ、より相手の立場になれて対応ができて好循環が生まれる。そんな理想的なことを伝えたいのでしょう。

ポジティブな言葉が出てくると、逆にそんなことはなく悲観的な考えも出てきます。
日常的に瞬間的にネガディブな考えに包まれてしまいますよね。


・どうして自分が相手のことを気にかけないといけないのか
・相手が自分のことを分かろうとするわけながない
・相手に自分の気持ちなんて分かるはずがない

自分でも分かっているけど、捻くれまくっていますよ、相手がそれほどこちらに興味がない世界、
それなのに相手を気にしてしまう自分と何もできない自分。どうやって好循環にしたらよいのか。

むしろ、アドラーさんの言葉は悪循環をも発生させてしまいかねません。
しかしそれで良いのですよね。全てに当てはまる格言なんてものは存在しないしょう。
今の自分にぴったりの言葉がはるか昔の学者に、分かってたまるモノか。。

別にそもそも相手に自分のツラさを分かってもらわなくても、結構ですよ…なんて。
どんどん孤立して、対人から遠ざかってしまうのがメンタル疾患なんですよ。

それを踏まえて、もし相手が自分に寄り添って気持ちを汲み取ってくれたら、
自分も捻くれているだけでなくて、本来の優しい部分で相手を接しれたら、
人間関係(対人関係)は少しずつ良くなって欲しいと願いを込めるだけで良いではないでしょうか。

今回の言葉は、本来分かり合えるはずのない他人と他人の関係を良くすることが、
相手にとっても自分にとっても何よりも大切なのだと、アドラーさんの考えが象徴されていると筆者は考えます。

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